山陽本線尾道駅 8:50

 
 

  
東京までいつものように14時間。
 
猫に邪魔されることなく仕事時間が確保できるのはありがたい。
 
 
  
非常事態宣言が出ていても、電車に乗っている人の数はあまり変わらぬように思える。
 
むしろ昨年同時期のほうが、ずっと人が少なかった。宣言の意味があるのかどうか、もはや誰もわからない。
 
災禍も続けば人は慣れてしまうものです。
 
 

浜松から乗った熱海行きが愛野駅に到着すると、赤と白のボーダーシャツを着た人たちが大挙して電車に乗ってきた。
 
ラグビー日本代表のユニフォームだな。近くのスタジアムで試合があったらしい。2019年のラグビーW杯のときを思い出す。
 
あのときも、ちょうど試合日に東海道線に乗ってて、試合後酔っ払った観客が電車に乗ってきたのだった。
 
コロナがなければ、そんな光景が今夏も見られたのだろうに……

いや、ちょっと待て。オリンピックは無観客でやるとかやらないとか揉めてる昨今に、電車が満員になるほどの観客を入れて試合をしているのはどういうことなのだろう。感染防止の基準も何もあったものではない。 
 
たぶん、誰も考えないし考えたくもないから、なんとなくその場の雰囲気でいろいろ決まってゆくのだろう。
 
その結果がどうなるのか。歴史は繰り返すと言いますし。