尾道 17:54
仕事机の脇に尾道市の定期健康診断の案内書が打ち捨てられたように置かれて、2、3ヶ月が経っている。
中年期も半ばになり、そういうものが必要なのは理解しているけれど、ひと言で言うと、面倒くさい。
どこかで重たい腰を上げねばならぬのだが、なんとなく日が過ぎていってしまう。困ったものである。
ご存知のように毎日お酒を飲んでいるから、なにかしら異常値が出てもまったくおかしくないわけで、もしかしたらそれでいよいよ禁酒しなければならなくなると困るのである。
それがもうダメなんだけどさ。
そろそろ今年こそは病院に行ってみようかしらん。明日は葛藤をかかえつつ、予約の電話をしよう……としてやめてしまうんじゃなかろうか。今日みたいに。
歯医者さんでは律儀に定期検診してるのになあ。
夕方、駅前郵便局のポストで発送を終えてスーパーに行く。
途中でミチコさんが「よしず」を肩に担いで帰ってくるのに出会う。(僕が代わりに持って帰ると申し出たのだが、自分で持って帰ると言い張った)
「6尺掛け6尺」を買うと言っていたから、ミチコさんの身長より大きい。
「ガテンガールじゃ」と得意げに言う。
ガールかどうかは別として元気なのはいいことです。
がんばったご褒美に値引きされてないお高めプリンを買って帰った。
夕食の支度を終えてから、ベランダに出て初めの一杯。
やっぱり飲まないと夜が始まらない。