尾道 17:10
夕方、ナンテンの枝に立派なカマキリがいて、いつぞやカンナの花の中に隠れていた子どもカマキリではないかと思ったのだが、確証はない。
イオンに行くと、ミネラルウォーターを置いてある棚には<お一人様一箱限り>という貼り紙がある。一箱は2リットルボトル6本だ。一人一本ではないからまだ余裕があるとみえる。
宮崎で起きた地震から南海トラフ地震のおそれありと気象庁が発表したので買い占めが広まり、品薄になったのであろう。
今までにも何度も見たいつもと同じ光景である。
集団心理でもあろうが、もともと家にあるなら慌てて買わなくてもいいのに。
何かと災害が多い国に住んでいるにもかかわらず、その備えというのはとても脆弱だと感じる。
体育館で雑魚寝するような避難場所の環境がよく批判されるけれども、行政の怠慢ばかりが原因ではない。
結局は行政やそれを監督する政治家も市民の意思の表意であるから、いつ必要になるかもわからぬ防災関連にお金を使うのはもったいないと感じる人が多ければそうなるだろう。
空いた水の商品棚を眺めながらそう思う。
そういえば防災用品はいろいろあるけれど、さいきん「ホイッスル」は必要かもしれんと思ったので買っておこう。
白黒猫と黒白猫。