しまバス空港線奄美空港 18:43
福岡と熊本から鹿児島に向かう高速バスが鹿児島空港を経由するのはもっと知られてもいいように思う。
新幹線で鹿児島まで行ってリムジンバスに乗るのと時間的にもあまり違わないのではないか。交通費も安くなるし。
鹿児島空港から奄美大島行きの飛行機に乗る。
搭乗口のロビーではテレビが甲子園を映している。
いよいよ佳境に入り、準々決勝は大社高校と神村学園の試合である。
大社高校は今夏一番人気の高校ではあるまいか。公立高校ながら勝ち進み白熱した試合を制してきた。
試合は序盤、どちらも1−1の同点から大社高校は押し出し四球で神村学園が1点勝ち越す。
その裏、神村学園はピッチャーゴロを一塁悪送球して失点。再び同点にされてしまった。
テレビを見ていた人たちからため息が盛れる。いくら大社高校が人気があるとはいえ、鹿児島の地元高校だから当然だ。
それにしてもどの選手も真剣に一生懸命がんばってるなあ。
高校野球の人気はそのひたむきさがテレビ画面から溢れ出るからだろう。
真剣とか一生懸命とかそれはやはり必要なことで、それがないと人の心は動かないものだ。
試合は次の回、大社高校はピンチを作ってしまいエースの登板。
1点は失ったものの後続を三振に打ち取って雄叫びを上げつつベンチに戻る。
これだけ気持ちを前面に押し出す選手も珍しい。
鹿児島空港 16:27 ラウンジでしばらく仕事して搭乗口へ。 ちょうど神村学園と大社の試合をテレビが映している。3回神村学園が押し出し四球で勝ち越すもすぐに追いつかれる。なにかと話題の大社高校だがここは鹿児島。神村学園が失点すると「あーあ」とため息があちこちから聞こえてくる。
6年ぶりの奄美大島。 小さな子連れの母親が大きなスーツケースをバスに乗せようとしていたので僕やりましょうかと手伝おうとしたら「あ、大丈夫です!」と反射的に言われてしまったのだけど、彼女に先に乗ってもらって代わりにスーツケースを持ち上げる。