大阪環状線福島駅 17:30 

 


 
 
一歳の双子の家族写真。
双子なのだけど、兄妹のせいかどうか二人とも好き勝手によく動いてくれる。ツーショットがなかなか撮れないのだが、それもこの双子らしいところだろう。
 
ママが「昭和レトロな」と形容した商店街は、強烈な西日が通りに射し込んで、自然と写真を撮りたくなるようないい雰囲気であった。
雑然とした街並みを背景に子どもを撮る。緑のきれいな公園もいいが、実際に住んでいる町の中で撮る写真も記憶に残る。ここで育つ二人が大人になったときにもこの商店街で撮ってみたいと思う。再開発されることなく、ずっと変わらぬ街並みがあっていい。昭和レトロは平成を経て次の時代も残っていてほしいものだ。
 
……そのまえに僕がこの仕事を続けていられるかわからぬけれども。