根室本線釧路駅 13:44

  
 
 
 
昨日通った道を戻るように千歳まで。
  
帯広行きは1両きりのディーゼルカーである。釧路を出るときにはそこそこ埋まっていた車内だったが、白糠までに地元の乗客はほとんど降りてしまい、あとは僕のような奇特な旅行者がまばらに残る。
 
古瀬〜音別間の真っ白な湿原とそのあとに広がる太平洋の眺めが根室本線のハイライト。荒寥とした風景をゆっくり眺めるだけでも普通列車に乗る価値がある。
  
帯広からは特急「スーパーおおぞら」。それを新夕張で降りて夕張から来る普通列車に乗り換え。
  
 
 
夕張支線の廃止が間近になっている。新夕張駅の待合室には廃止を惜しむポスターが貼られている。僕が夕張支線に乗ったのは学生時代だったか。夕張市がまだ財政破綻する前であった。
 
その頃から過疎化は止まることがない。「地方の活性化」などというのは政治家の虚言に過ぎないのだなあとさいきんそう思う。資本主義である限り人と金は大都市に集まる。
 
地方の経済が成り立たなくなるとその国はどうなるのだろう。案外なんとかなるものなのか。
  
 
夕張発追分行きの乗客は少なく、暗闇の中を静かに列車は走る。
 
 




根室本線池田駅。