中央本線武蔵小金井駅 7:56
昨夜は冷たい雨が降った3月の終わり。幸いに雨は上がって朝7時に待ち合わせの場所へ向かう。
中央線の高架下の道沿いにはわずかな畑が残っていて、農村地帯だった頃の武蔵野の面影をしのばせる。
3年前にお兄ちゃんを、そして今年は妹の入学記念写真を撮ることになった。
真新しい赤いランドセルを背負った彼女は、すぐに僕と遊んでくれる。
しかし彼女が無邪気な声を上げて遊ぶのもあと数年間だけだろう。
これが小学3年生のお兄ちゃんだと、もうそうならない。サッカーの朝練前に家族写真のために駆り出された彼はテンションが低い。僕がふざけてもぜんぜん乗ってくれない。でもまあそういうものです。
子どもが大きくなった親は、「あの頃はもっとかわいかったのに」と言う。子どもが子どもらしくいられる時間は、意外と短い。