名古屋鉄道常滑線朝倉駅 14:40

  
 

 
 
小さな公園には桜が一本だけ咲いていて、背景は自動的にそれに決まる。
 
かわいらしい園服に身を包んだ男の子二人はそのデザインなんかどうでもよくて、ただ遊ぶ。
 
二人はそれぞれ性格がまったく違っているから、子どもの写真を撮るのに説明書は存在しないなあと遊びながら思う。もしそれを文章化したら本を一冊書けそう。
 


一度に何人かの子どもの写真を撮るときには、できるだけ一人ずつ撮る。
  
二兎を追うもの一兎も獲れずで、複数の子をまとめて撮ると写真が散漫になりがち。子ども同士で真剣に遊び始めると笑顔が消えるし。
 
わちゃわちゃした写真もいいと思うけど、ママにとっては我が子の笑った写真が欲しいですよね。
 
 
 
名古屋に戻る名鉄電車の運転台の後ろには子どもが張り付いている。そこに混じってすれ違う電車の写真を撮る。一番前に子どもがいると大人は遠慮すべきだろうが、子どもと僕とでは視点の高さが違うので彼らの邪魔にはなるまい。
  
電車の、とくに走行写真を撮るのはハンティングにも似た楽しさがある。
 
今日は6000系が何本か「獲れた」のでよかった。