山陽本線福山駅 16:51
新婦は結婚式場のプランナーさん。
だから前撮りのこともよくご存知で慣れているかと思えばさにあらず。
立場が変わると勝手が違う。
とはいえ、ぎこちないながらも自然な微笑みが出せるのはさすがとしか言えない。
写真にいろいろ注文があるだろうと聞いてみると「おまかせします」とのことだから、フォトグラファーの工夫が試される。
それだけよくわかっておられるのだろう。
結婚式の撮影に撮影指示書なるものを作る人もいるが、これは往々にして写真の知識があまりないというのを表しているようなもので……
新郎新婦にはもうすぐ一歳になる赤ちゃんがいた。
知らされていなかったのだが、子ども用の撮影小道具を持っていてよかった。
せっかくだから子どもの写真も欲しいだろう。
一緒に遊べば子どもは笑う。子どもが笑えば親も笑う。
きっと二人は自分たちの写真ではなく子どもの写真をスマホの待受にするだろうな。
子どもの笑顔は高価なウェディングドレスよりもずっと価値あるものなのだ。
広島県福山市三之丸町 16:38 本日の撮影終わり。お世話になっているメイクスタジオで前撮り。事前に知らされていなかったのだが、二人には一歳になる男の子がいて、持ち歩いている子ども用の撮影小道具が役に立った。