京阪電気鉄道石山坂本線松ノ馬場駅 12:51
誰しも周りの人たちに注目されると緊張するもの。衆人環視されてニコニコ自然に笑うなんて至難の業である。
七五三のときに側から見ていると、スマホを持った大人たちに囲まれて「はい笑って〜」と言われても、小さな子どもが笑えるわけはないのである。
赤ちゃんというのは文句なくかわいい存在だから、パパもママもおじいちゃんおばあちゃんもみんな見ている。
赤ちゃんだってそういうときに笑えるわけはないので、笑顔の写真は誰も見ていないときに向かい合って撮る。
はじめは泣かれたものの、なんとか笑った写真が撮れたのでよかった。
初夏の陽射しは緑の芝生を眩しく照らして、二人の子どもは遊ぶ。いいお天気でよかった。
子どもたちが笑えばパパとママはご機嫌だ。
小さな子どもは楽しければ自然に笑う。笑顔の写真を撮るには笑わせるのではなく、楽しませるのが一番だ。