尾道 18:02

 
 

 
とうとう梅雨明けした。
 
まだ6月である。このままの天気が長続きするはずがない。どこかで大雨とか台風とかの被害が起きるのではなかろうか。そんな心配をしてしまう。
 
こればかりは長期予報も外れた気象庁にも分かるまい。なにごともなければよいです。
 
 
 
暑いから家の猫もだらけ切っている。エアコンをつけると部屋から逃げ出すくせに、涼を求めて床に寝そべっている。もったいないから仕事部屋(スタジオ)だけエアコンをつけている。
 
エアコンは人類の叡智の結晶である。
 
こんなに素晴らしい文明の利器はどこにもない。太陽にじりじりと焼かれる庭の草木を眺めながら快適に仕事できる
 
あまりに快適すぎて汗をかかないので、これはいかんと夕方山登りをして汗を出す。贅沢だなあ。
 
夜ごはんは夕方のうちに仕込んでおいたから、あとは家に帰って野菜を炒めるだけだ。
 
日向市で買ってきた都農ワインも冷えている。
 
ありがたいことに夜7時を過ぎてもまだ明るい。「蟻とキリギリス」なら迷わず後者を選ぶ。
 
 

我が家のすぐ近くに古民家を改装した料理屋さんがあるのだが、今日は休み。
 
玄関に立てかけられた黒板の注意書を立ち止まって読む。
 

- - - - - - - - - -
 
*1人なので調理中は対応できません。

*忙しいと不機嫌に見えますが次のことを考えています。(本当に不機嫌なときもあります)

*満席のときは2階でお待ちください。何分後に席が空くかは誰にもわかりません。
- - - - - - - - - - 
 

完全に店主のペースでやっている店だとはなんとなくわかっていたが、白いチョークで書かれた文を読むと、より親近感が湧く。
 
おそらく料理が出てくるのも遅いのだろう。
 
僕とミチコさんが行くと、1品目が出てくる前にワインを一本空けてしまいそうで、まだ一度も訪ねたことがない。