尾道 16:47
梅雨明け十日の空は晴れ渡り、向島の山の緑と尾道水道の青が鮮やかに浮き立つ。
それを遠くに眺めつつ、部屋にこもって仕事です。
炎天下で働いている人には頭が上がらない。
夕方、買物に出かけると、参院選の選挙カーが候補者の名前を連呼しながら通り過ぎる。
信号で止まるときは、ウグイス嬢も口をつむぐらしい。
信号が青になって車が動き出すと、一時停止していたマイクの声が再び始まる。
巷では毎回「うるさい」と言われながらもこの数十年間変わらぬ選挙活動は、この先も変わることがないのだろうか。
そもそも選挙というもの自体がなくなるかもしれない。
現与党を見る限り政権の中枢にいるのは世襲の議員がほとんどであるし、名前で選ばれたタレント出身の議員や候補者は市民の声を代弁するというより、政党の主張をアピールする。
選挙や「代議士」という存在は、今や形ばかりのものではなかろうか。
まあそんなことを言っても、制度としてある以上、投票はします。
先日「消費減税したら年金3割カットする」なんてことを与党の政治家が言ったようだ。
消費税が社会保障の財源になってないのは明らかなのに年金が減るのが解せないが、それこそ得意の二枚舌でいいから5%下げますと言うだけで、あっという間に全議席取れそうな気がするんだけど。
ミチコさんのお出かけ前。
伸びている猫。