尾道 13:39
午後から雨だというので、昼ごはんを食べてすぐに買物に出かける。
今日はたまたま鶏肉が特売らしく安くて嬉しい。まとめて買って冷凍しておこう。
トイレットペーパーがなくなっていたので、これも買う。
かさばるものを買うときはよく考えて買わないと家まで運ぶのがたいへんになってしまう。
車が入らない坂道の路地の奥に住んでいると、買物もよくよく考えないといけない。
家に帰る途中の路地にジャスミンの花が咲いている。
そういえば昨日、愛知県の岡崎で撮影したときに、公園に房状に白い小さな花が咲いている木があった。
家族の人と何の花でしょうねと言い合ったのだが、あとで調べたら思った通りアカシアであった。
♪アカシアの雨にうたれて このまま死んでしまいたい
という重っくるしい歌詞の古い歌があって、たぶん誰も知らないことでしょう。
その歌詞のイメージがなぜか頭に残っているせいか、アカシアの花はちょっと湿った感じがする。その日はとてもいい天気だったのだが。
そもそもその歌詞を知ったのは、山口瞳の数あるエッセイのどこかの一節にあったのを読んだからで、それもたぶん30年くらい前のことなのだがなぜか忘れることなく、昨日不意に本物のアカシアを前にして思い出したのだから、記憶というのも不思議なものである。
さして重要でもない記憶がいつまでも頭の片隅に残っていても何の役にも立たないが、それが人生というものの面白さなのかもしれない。
ちなみに上の歌詞の歌はこちら。
「アカシアの雨がやむとき」
今夜のおさんどん。 青椒肉絲 砂肝のにんにく炒め 筍の土佐煮(ミチコさん作) サラダ