尾道 16:57

 
 

 
もともと食べることにさほど興味がないというか、そこそこおいしく食べられればなんでもいいというか。
 
外食することもないので、味覚が発達していないのかもしれない。
 
料理していると自分の味がだいたい決まってしまうのだが、それで満足してしまっているのはよいことなんだろうか。
 
 
 
鶏ガラスープの素があれば自分でラーメンが作れる。 
 
下手なお店よりはよほどおいしいと感じてしまって、こんなんだったらラーメンに千円くらい出すのはもったいなあと思いながら食べていて、ラーメン屋さんごめんなさい。
 


写真も同じだ。

近年はスマホカメラの進化が凄まじくて、画面を指でタップするだけで美しい写真が撮れてしまう。
 
こんなんだったら、フォトグラファーにお金出して撮ってもらうのがもったいないと感じて、スマホで子どもの写真を撮るだろう。
 
商売上がったりである。
 

 
そうはいっても世の中からレストランやラーメン屋さんがなくなることはないように、フォトグラファーもきっとそうであるに違いないと思いたい。

 
 
飲食店がおいしいものを出すのは当たり前。
 
そこに人が集まるのは、おいしく食べるという時間と空間を提供しているからだろう。
 
写真もそうでありたい。
 
 











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