尾道 16:37





ミチコさんが「駐車場のおじさん」に大量の水菜と大根をもらってきたので、しばらく食べ続けなければならない。 
 
水菜なら生でそのまま食べるから昼ごはんはサラダそばにする。 
 
ちなみに「駐車場のおじさん」はそこの地主さんである。隣の土地で野菜を作っていて、ミチコさんがいると「持っていきなさい」と野菜を分けてくれる。ミチコさんはお得な人だ。
 
 

いつも電車に乗っていると、駅の機能がどんどん貧弱になっているのに愕然とする。
 
尾道駅を利用する人は、いつの間にか駅名標の看板が撤去されたのをご存知だろうか。 
 
以前は2本のホームにそれぞれ3箇所くらいあったのに今は1箇所ずつ。

ポケットサイズに印刷された無料の時刻表がなくなったのは3年くらい前か。
 
みどりの窓口が営業時間短縮されたり駅員がいた駅は次々に無人駅になるし。
 
首都圏だとゴミ箱が撤去され時計までなくなった。
 
なんかほんまにもう利用者の気持ちまでしょぼくなる。 

その一方で、JR九州の「ななつ星」から始まった富裕層向けの豪華列車は満席が続いているようで、鉄道会社も力を入れるべきはこちらと考えるのだろう。



電車に限らず世の中の傾向としてなんでもそうなってるのが富裕層でない身には堪えます。

すべて国民は健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有すると憲法で定めているのに、最低限度がどんどん下がってるんじゃないかという懸念。
 
高い山には広い裾野があるというのは何にでも喩えられる話だけど、裾野がもろくなれば山は崩れるだろう。
 
社会の基礎になる層が貧しくなれば、国そのものが破綻するのではなかろうか。
 
それは困るんだけど、それでもいいと思ってるのかもしれない。