山陽本線尾道駅 7:36
福山から東京まで新幹線で乗り通すのは久しぶりのような気がする。
連休も終わり、自由席の車内はところどころに空席が見られる。
岡山から乗ってきて隣に座ったおじさんは、座るなりさっそく靴を脱いだ。おじさんはよく靴を脱ぐ。
近江平野は田植えの真っ最中である。そうかと思えば黄色く実った麦畑が車窓を横切る。
比較して語れるほど海外に行ったことはないのだけれど、僕は日本の田舎の風景は美しいと思うし好きだ。愛国心は誰かにことさら強制されなくても、こういう風景に触れていれば自然と涵養されるものである。それよりも政府はさいきん増えているソーラパネルをなんとかしてくれないだろうか。田畑や山林を無機質なパネルが埋め尽くし、景観がどんどん壊されている。