東海道本線木曽川駅 17:53


  
 
 
 
木曽川の、見晴らしのよさそうな土手に沿って桜が満開になっている。
 
三河ではまだ咲いていなかったのに、尾張の桜はずいぶん気が早い。桜が違えば住んでる人の気質も違うだろうな。知らんのじゃけど。
 
 
坊主頭の男の子は4月から6年生だ。初めて会ったのは7年前の七五三のとき。そのときと同じ顔で今日も笑っている。
https://miharayuu-monophoto.blogspot.com/2013/10/1105.html
  
 
中学受験をするらしく、合格を期して筆で「有言実行」と書いた半紙を持ってきていた。ママはそれを彼に持たせて写真を撮りたかったようだが、頑として拒否するので仕方なくあきらめる。
  
 
 
そのやりとりを見ながら、「小学生男子」だった彼もそろそろナイーブな思春期を迎えるのだなと思う。
 
今から7年後はどんな彼になっているだろう。もし写真を撮るときは、変わらずに木に登ったりしてくれるだろうか。いや、その前に撮られるのを嫌がるかもしれない。
 
もしそうであっても、桜を背景に、両親と犬と一緒に写真に収まってくれる優しさは変わらないだろう。
 
 
 
名古屋から新快速に乗り換えて豊橋まで行き、新幹線に乗り換えて東京へ。
 
新型コロナウイルスの影響で旅行者が少ないのもあって、夜の上り「こだま」は閑散として空気を運んでいる。