帰り道、尾道の千光寺公園にある美術館に寄る。
帰り道、尾道の千光寺公園にある美術館に寄る。
市の写真展をやっているのだが、そこで土堂小学校の先生が撮った写真が飾られているのである。今日が最終日なので駆け込みだが行けてよかった。
本来ならば、3月の卒業式に合わせて校舎の階段の壁にずらりと展示されるはずであったろう。それが先日の首相の「要請」で突然の休業となってしまった。
卒業する児童の6年分の大量の写真が最後の行き場を失ってしまったわけで、僕は部外者ながら残念でならない。
観覧者は途切れなかった。我が子の写真を見つけてスマホで撮る母親、熱心に壁の前を何度も往復して見ている先生らしき男性、閉館する最後まで残ってスライドショーを見ている家族。
展示室の壁にはおびただしい枚数の写真が飾られている。その一枚一枚から子ども達の声が聞こえてきそうである。
こんな写真展は日本でもきっとここだけだ。