北九州高速鉄道旦過駅 10:23
ホテルの向かいに小さなレストランがあり、朝9時くらいに店主らしき男性が来て店を開け始めた。
10時前にはアルバイトらしい女性が加わって、入口のドアのガラスを拭いたりしている。
毎日同じ作業を繰り返すのだろう。
人の営みというのはこういうものなのだと、起き抜けの部屋からその光景を眺めながら思う。
撮影がなくなったので、チェックアウトしたら尾道に帰る。
今日も天気はくなく、モノレールの駅に着くまでに少し降られた。
自転車を電柱の脇に停めた女性が、鍵をかけると急ぎ足に歩いてゆく。彼女もまた仕事に出かけるのだろうか。
今まで利用していたアルバムメーカーが8月末でサービス終了してしまった。
後継のメーカーは決めたものの、まだそこでは一度もアルバムを注文したことがない。
とりあえずホームページにアルバムの写真を載せるためにサンプルを作らないといけないのだが、初めての作業というのは何かと億劫なものである。
慣れていないから、同じエラーを何度も繰り返したりして仕事が先に進まぬ。
こういうときに電車の中というのは作業に没頭できるいい空間だ。下関から岩国までの4時間があっという間に過ぎた。