山陽本線糸崎駅 17:25
朝からスタジオ部屋の掃除して、エアコンつけて、準備整ったところでお客さん家族が訪れた。間に合ってよかった。
五歳と二歳の姉妹。お姉ちゃんはハイテンションではしゃいでいるが、これは緊張からくるもの。妹ちゃんはママにしがみついている。
そういう二人と遊んでいるうちに、ちょっとずつポーズを指示して写真を撮ってゆく。
できなくて当たり前。うまくできればラッキーというところ。僕は他のスタジオ撮影の経験がないのでわからないのだが、そういうものなんだろうか。
撮影終わって手を振ってさよならする。
次は東広島市での一歳誕生日記念の写真。女の子の上には十歳と六歳の姉弟がいる。
歳が離れているから、一緒に遊ぶことはなく、かまっているという感じ。
家の中で子ども三人を並べて撮るのにはまとまったスペースが必要だが、真新しいお家は建てられたばかり。リビングにはまだ家具がない。旧居から持ってきたと思えるテレビをどかせば、スタジオのような白い壁が現れた。
家はこだわりの自由設計ゆえに、パパとママの顔には大仕事をやり遂げたという達成感が滲んでいる。
それはひとつの幸せであろう。
子どもたちにとっては、そこが彼らの「実家」になるわけで。家族の物語の新しい一章が始まるのだと思う。
遠い将来に子どもたちが孫を連れてくる頃にまた撮りに来たいな。
きっと味のあるいい家になっていることだろう。