山陽本線尾道駅 9:40
家を出るときも暖かかった。
姫路駅でラーメンを食べて、汗をかきそうと思いながら階段を上がって新快速に乗る。
湖西線経由の敦賀行きである。
山科から湖西線に入ると、比叡から連なる山並が白くなり、空には灰色の雲がかかる。近江今津駅で12両から4両に短くする作業でしばらく止まる。開いたドアから凍える風が容赦無く吹き込んできて車内が一気に冷蔵庫のようになった。
富山まで行くのは4年ぶりだ。
東京から上越線経由で高岡まで行き、翌日石川県の七尾で「青旅」の男の子を撮ったのだった。2月の雪の舞う日であった。ブログを見返すと懐かしい。
しかし今年は敦賀から長い長い北陸トンネルを抜けて嶺北に入っても雪はほとんど見当たらない。福井まで来ても雪はない。
拍子抜けするけれど、温暖な瀬戸内の住人にとっては助かる。
スノーブーツなんて持ってないし、雪が靴の中に入ると、あれは気持ちが萎えるものです。
姫路駅「飛龍」のネギラーメン430円。ランチタイムにキッチン1.5人、ホール1.5人の3人で回している。脚の悪そうなおばさんが一生懸命に動き回っているが追いついてない。若干伸びたラーメンが運ばれても皆おいしそうに食べている。なにしろ駅ナカとは思えぬ安さ。こういう店こそ長く続いてほしい。
あいの風とやま鉄道富山駅 20:34 金沢からの乗り越し料金をICOCAで支払おうとしたら年配の係員が「基本的に現金なんだけど」とぶっきらぼうに言いながらICOCAで精算する。なんの支障もなくできるのに、基本的に現金、というのはどういうことなのか。