東京急行電鉄目黒線洗足駅 9:29
初めての子どもが生まれて一年が経つ。
それがどんなに嬉しいことなのか、子どものいない僕には想像することしかできない。
しかし壁一面に施された飾りや、この日のためだけに用意され名前入りの一升餅を見ると、初めての子育てを1年間がんばってきたパパとママの気持ちがなんとなくわかる。
ハレの日というのは、ケである日常に対するひとつの区切りでもあるのだろう。
今日がちょうど一歳の誕生日という女の子は活発だ。
よく動く。おてんばさんになるんだろうか。
撮影の半ば頃から眠くなったのか、あやしても反応が鈍くなってしまったのは残念だったが、これはしかたがない。
三重県からママのご両親も来ていて、孫を抱いては相好を崩す。
撮影終わって別れ際、パパから「また節目のときにはお願いします」と言われたが、その日はたぶんあっという間にやってくる。2年後には七五三だ。