西武鉄道池袋線狭山ヶ丘駅 16:21
家族のおうちにお邪魔するのはじつに6年ぶりである。
一歳だった双子の女の子は、小学生になっている。
6年前のその日は、日が暮れてからお伺いした撮影で、まだ赤ちゃんのようだった二人をテーブルの上に座らせて撮ったのを思い出す。記憶の中の写真が時間を飛び越える。
ママが電子書籍を出すので、その表紙となる写真を撮る。
著者である彼女と小学1年生の双子ちゃんと小学6年生のお兄ちゃんと怖がりな犬を入れて、タイトル文字のための余白を開けるという写真。
6年前もそうだったように、歳の離れた子どもを一度に笑わせるのは難しいのである。
とくにお兄ちゃんは思春期になってきて、友達とオンラインゲームに夢中になっている。フォトグラファーがふざけても無表情である。
あれこれがんばってみたものの笑ってくれず。
子どもが大きくなればなるほど写真が撮れなくなるというのを今日も経験して終わった。
思春期の子どもの育て方は難しい。
ゲームに没頭してママの小言にもどこか上の空での答える彼の育児はまだまだ続く。
毎日がんばっているママはほんまにすごい。
埼玉県所沢市東狭山ヶ丘 16:13 3年ぶりに撮影した家族はあまり変わっていなかった。小6のお兄ちゃんと小1の双子の姉妹と、なかなか一緒に笑ってくれないところも変わっていなかった。かつて兄妹写真を撮るのに毎回苦労したものだ。