尾道 13:28

 
 

  
カープの新監督がアライさんに決まった。 
 
監督どころかコーチも未経験なのに大丈夫かという心配よりも、喜ぶファン(県民)のほうが多いようだ。
 
前任の佐々岡氏はどちらかといえば地味な印象だったので、「キャラが立つ」新井氏を歓迎するのはよくわかる。昨年日ハムに新庄監督が就任したときのようだ。
 
もちろんプロ野球だから勝ってなんぼであるが、結果よりも先に「アライさんだから応援しよう」という気にさせてくれるのは、彼の人柄によるのだろう。トクな人である。
 
 
 
人にはそれぞれその人なりの資質がある。 
 
リーダーを任されやすい人、裏方に徹する人、人と人を仲介するのが好きな人、一人で勝手気ままに行動したい人、何もしたくない人、そのほかいろいろ。 
 
それらの資質が社会的に有利だったり不利だったりするのは仕方のないことだ。
 
しかし、それらの間に優劣はまったく存在しない。
 
カープの監督をする人とマツダスタジアムのトイレ掃除をする人では、どちらの人が優れているかなんて答えがあるわけない。
  
僕はアライさんにはなれないし、佐々岡氏もまたアライさんではなかった。ただそれだけのことだ。
 

 
とはいえ、佐々岡監督の采配は地味でツマラナイものだったし、アライさんである新井監督のカープがどんな変化を見せるのか、来年の大きな楽しみができて今日は嬉しい。