JR東西線御幣島駅 12:59

 
 

 
ハーフバースデーの飾り付けを施された部屋で、もっちりした赤ちゃんは半分寝かかっているようで、いろいろあやしてみるものの反応が鈍い。
 
外で撮ったら少しは目が覚めるかと思ったら、眩しい陽射しを浴びながら完全に寝てしまった。
 
「睡眠欲の強い子なんですよ」とママが言う。夜もすぐによく寝てくれて、ほとんど起きないそうである。赤ちゃんの夜泣きに悩まされる他の母親が聞いたら泣いて羨ましがる。
 
  
 
しかし撮影では笑顔の写真が欲しかったろう。
 
こればかりは赤ちゃんしだいで、大人は諦めるしかない。人見知りされて泣かれるよりずっといい。
 
一歳の誕生日は桜咲く4月である。その頃はまたどんな様子なのか見てみたい気がする。
 

 
撮影終わって御幣島(みてじま)の町を歩く。
 
小さな町工場と古い家が多いが、新しく建て代わったり、マンションも増えているようだ。
  
ママチャリに乗った女性が信号待ちをしている。後ろの子ども用の椅子は空いていて、彼女の子どもは今頃保育園で昼ごはんを食べているのだろうか。
 
子どものいない間に用事を済ませようと出てきたのだろう。
 
そういえば撮影した赤ちゃんがあまりに寝ているから、あとでもう一度来て撮りましょうかとママに言ったら、午後は出かける用事があるとのこと。
 
みんな忙しいのだなあ。ぶらぶらあてもなく歩いている僕が暇人なのか。