名古屋市交通局東山線星ヶ丘駅 16:51
気象庁の発表によれば、今日の名古屋の最高気温は39.9℃であったらしい。
頭上から降り注ぐ陽射しを浴びながらガーデンウェディングに臨んだ参列者をまず褒めなければならない。新郎新婦だけでなく、式場スタッフを含めてこの暑さの中でみなよくがんばった。
披露宴の結びの挨拶では、新郎はメモを持たずまっすぐ前を見て、ゲストに向かって結婚宣言をした。
結婚式も二人のこれからの人生にとっては通過点に過ぎない。どうか末長く幸せに。結婚おめでとう。
式には専属のフォトグラファーさんが二人入っていて、聞けば新郎新婦からの希望カットが大量にあるらしい。二人で手分けして撮らないと間に合わないと言っていた。写真の見本がカラーコピーされた紙を何枚も手に持ち、手際よく精力的にこなしてゆく。
あまり他のフォトグラファーさんの撮影を見ることはないので参考になる。メインで撮影していた彼女は、二人にポーズを指示して笑顔を作らせてシャッターを押す。どんどん声をかけて盛り上げるタイプ。僕にはなかなか真似ができない。
僕は「笑顔出してね!」と言うことはない。ポーズを指示したあとに、動いてもらったりする。写真はポーズを決めて動かず撮るもの、と考えている新郎新婦だと戸惑うかもしれない。でもそのほうが自然な表情だし、自然な写真になると思う。
早い話、僕は決められたポーズの写真をただ撮るだけという撮影が苦手なのである。