山陽本線下関駅 8:06
山陽線の復旧にはまだ2ヶ月かかる。
現在、広島県の三原〜海田市 間と山口県の柳井〜下松間が不通である。このうち柳井〜下松間は代行バスがあるが、三原〜
海田市間は代行バスがない。そのため特急券を買って新幹線に乗らなければならないのだが、なんだか釈然としない。
下松から乗った柳井行きの代行バスは地元客のほかに、僕のような長距離移動をする人たちで補助席までいっぱいになった。
還暦過ぎと思われるおじさんグループが乗り込んで来て、博多弁で隣に座ったフィリピン人だという若い女性に盛んに話しかけている。
女性は明らかに面倒くさそうにして適当にあしらっているのだが、おじさんは「どこに行くとね。宮島?あそこは牡蠣が有名たい」などと質問と講釈を繰り返して一向に引き下がる気配がない。
彼は図々しいというより彼女の態度に気がついていないように思える。年を取るといろんなことに鈍感になるのかもしれぬ。僕も年を取っていずれ彼のようになるのだろうか。本人はいたってご機嫌で彼女との会話?を楽しんでいる。
下松から柳井まで山陽線の各駅を回りながら満員のバスは田舎道を走る。乗車時間は1時間20分である。
下松〜柳井間の代行輸送バス。 |
柳井からふたたび電車の旅。 |
広島駅。ハローキティ500系を初めて見た。 |
突然の雷雨。 |
三原駅。土砂降りの雨を避けながら、呉線の代行バスに乗る人たち。 |