神戸空港 13:14

 
 
  
電車がどこまで走っても冬景色である。
 
雪国に比べればだんぜん彩りが多いのだが、精彩を欠くというか景色が乾いて寒々しい。早く春にならないかなと思う。
 
 
 
景色の彩度が下がるのは沖縄も同じで、冬から春にかけてはどんより曇りがちになるから海の青さも冴えないし、緑もくすむ。
 
青空の神戸空港から飛び立ったスカイマーク機は、灰色の雲に覆われた那覇空港に降りる。
 
さらにJALに乗り換えて石垣島まで。
 
スカイマークで預けたバッグをいったんピックアップして、荷物を入れ替える。
 
 
 
那覇空港は都会へのUターンラッシュで混んでいた。
 
いつの間にか手荷物預かりがセルフサービス化されていて、乗客自身で荷物にタグ付けして、自動手荷物預け機に乗せなければならない。
 
どの機械の前にも10人程度の列ができている。年末年始の時期だから旅慣れない人が多いのだろう。
 
「あーこりゃわからないわ」とようやく荷物を預けられたおばさんが列から出てきた。
 
これは時間がかかりそうだなあと思いながら後ろに並ぶ。
 

 
預け機では操作の途中でタッチパネル式モニタに危険物について「所持している/所持していない」の確認画面が出る。
 
もちろん「所持していない」のボタンを押さないと先に進めないのだが、列の後ろから見ていると、迷うのか押すのに時間がかかる人が多い。
 
文字を読み取って理解して実行するという行為は、案外難しいものである。 
 
「ある/ない」または、○か×の記号がのほうが簡単でよいのではないかと思うが、かえって間違いやすくなるのだろうか。
  
それとも文字ではなく音声認識のほうがよいのか。
 
機械の進化はめざましいが、人間の能力は変わらないどころかむしろ退化しているのかもしれない。
 
 





穂線西大寺〜大富 8:53 自分は本当に商売が下手だ。

山陽本線姫路駅 10:20 冬コミケの売上がさっぱりだったという記事を読んで、コロナはオタク文化も破壊するのだなあと思う。

神戸新交通ポートアイランド線三宮〜貿易センター 11:21 家族連れが多い車内。最前列に座らなくてよかった。


神戸空港 13:13 スカイマークで那覇まで。 ターミナルビルがコンパクトで歩く距離が短くて助かるのが神戸空港のいいところ。

スカイマーク595便神戸→那覇 13:45 パソナ島を見下ろしながら南へ向かう。


イオンのイベントスペースで家族っぽいグループが島唄を歌っていた。観客はおじいおばあばっかりだがみな熱心に聴いている。

沖縄都市モノレール小禄駅 16:51 那覇空港に着いてから「ゆいレール」で小禄駅まで。駅隣接のイオンで夜ごはんの買物。石垣島の宿の周りには店がないので。

那覇空港 17:12 手荷物預かりカウンターがなくなって、羽田空港と同じセルフ式機械が導入されていた。この時期は旅慣れない人が多くて操作に手間取っている感じ。サポートすべき社員の姿も見えない。

那覇空港 18:06 観光客と帰省客が半々くらいで混雑している。




日本トランスオーシャン航空625便沖縄(那覇)→石垣 18:39 小雨混じりの那覇を離陸。
東運輸空港線石垣空港 19:49 石垣島は小雨。市街地行きのバスには長蛇の列である。僕は途中で降りるので一番最後にドア口からにじり入る。なんとか乗れたが積み残しの人たち多数。

宿に入って那覇で買った島酒をお湯割りで。宿のおばさんが「今日は寒いねー。寒かったらヒーター入れるといいさ」と言うが、尾道から来たないちゃーは古い自宅の寒さと比べてこんなのは寒いうちに入らないと思っている。