芸陽バス小泉線明神 13:37
一歳の誕生日といえば「選び取り」と「一升餅」に「手形」を取るというのが定番だったように思うが、さいきんは「手形」よりも「スマッシュケーキ」が流行っている。
赤ちゃんが食べられる誕生日ケーキを作り、それを手掴みで食べさせるというもの。
当然ながら手も顔もべたべたになるのだけど、それはそれで赤ちゃんらしくてかわいいものです。
双子の女の子は、一人が泣きやめばもう一人が泣き出すという無限ループのようであったけれども、なんとか二人並んだ写真も撮れたしよかった。
一度に二人の赤ちゃんを育てるというのは想像するまでもなくたいへんだし、無事に一歳を迎えたというのは、パパとママのがんばりの結果であろう。
おじいちゃんおばあちゃんも呼んで一緒にお祝いするのも、子どもが元気に育っているからである。このまますくすくと大きくなってほしい。
それにしても、歩き始めた一歳からイヤイヤ期の二歳にかけての子どもというのは、ことのほかかわいい。
撮影終わったのは正午を過ぎた頃。
バス停に向かう途中の住宅地にひっそりとラーメン店があるから入ってみる。
先客が二人。近所の人のようだ。ラーメンを目当てに来たというより、いつもの昼飯を食べに来たという風情である。店の中はテレビの音がよく聞こえる。
店主は意外にも中年の女性で、一人であった。大きな中華鍋もかかっているが彼女が鍋を振るのか。
入口の扉に「営業時間11時〜14時」という貼り紙がある。一日3時間しか店を開けてないらしい。
それでも僕がラーメンを待っている間に、もう一人ふらりと客が来てチャーシューメンを注文する。女将さんは急くでもなく麺を湯の中に入れる。
暇でもなく忙しくもなく。これがちょうどいいのだろう。バズって客が殺到してもいいことはない。
仕事はかくありたい。
ラーメンは背脂の入った尾道風でなく、ややクセのある広島風の醤油味であった。
三原市明神「幸来軒」のラーメン。尾道ではなく広島寄りの味。
女将さんが一人で作って出す。店を開けるのは11時〜14時の3時間だけ。日曜日なのにぽつりぽつりと地元の人が来る。商売ってこういうのでいいと思う。
広島県三原市明神 13:33
本日の撮影終わり。双子の一歳誕生日写真。おじいちゃんおばあちゃんも来て楽しく賑やかに……となるわけなく、家に入る前から子どもの泣き声が聞こえてくる。いつもと違う雰囲気だし仕方がない。なんとか落ち着いてくれてよかった。
山陽本線糸崎〜尾道 16:47 今日のカープは中日・柳をまったく打てずに完敗であった。バンテリンでもそうだったけど、なぜか中日に勝てんねえ。