湖西線新旭駅 19:28
僕はキャンプというものをしたことがない。
子どもの頃に友人家族に誘われてテントに一泊したことはあった。社会人時代に職場の人たちに誘われてバンガローに泊まったことはあった。
それだけである。それなりに楽しんだと思うのだけど、自分でテントやアイテムを揃えてキャンプ場に行くということはしなかったし、たぶんこれからもやらないだろう。
キャンプ場を目指すより、ひたすら電車に揺られいるほうが性に合っていたらしい。
それでも琵琶湖を渡る風に吹かれながら、お酒と料理をいただくのは気持ちがよいものである。
酔っ払ってそのままテントにごろりと横になり、夜中にふと目が覚めて外に出てみたら満天の星空……というわけにはいかず、駅まで40分ほど歩いて戻るのだけど。
家族は月に二回はキャンプに行くそうで、五歳の男の子も慣れたものである。
パパとママによって手際良くテントが組み立てられていくあいだ、彼は持ってきたおもちゃで一人で遊んでいる。
キャンプは家族の日常生活の一部のようだ。
テントができたら大人たちの楽しみは食べて飲むこと。クーラーボックスからは次から次に飲み物が出てくる。
撮影中は飲まないことにしているのだけど、「三原さんも飲んでください」と言われて撮影終わり。
いいのかなあと思いつつ、お酒もつまみもおいしいので背徳感はあっさり消え去る。
キャンプ飲み最高です。ごちそうさまでした。
滋賀県高島市新旭町深溝 18:44 本日の撮影終わり。キャンプ場に遊びに来た家族の写真。テントを張ってのんびりまったり過ごす。最後は撮影を切り上げてお酒と料理をごちそうになった。湖畔を吹き抜ける風が気持ちよくて、もっと飲んでいたかったがそういうわけにもいかぬ。