尾道 17:04
プロ野球のペナントレースはいよいよ佳境となり、阪神の優勝が目前に迫ってきた。
望みは薄いとはいえ、2位のカープは首位阪神との三連線で連敗し、今日も赤子の手をひねるがごとく打線は打ち取られてついに三タテを食らう。これで阪神は優勝マジックを1として、王手をかけた。
ネット上にはなんという体たらくかとファンのため息が充満している。
こちらには満足に打てる長距離バッターもおらず、主力選手が相次ぎ怪我で離脱しているから、戦力的な見劣りは否めない。
なるべくしてなった結果であろう。
まあそれでも今年のカープには満足している。監督に就任した新井は「ベンチにいるカープファンのおっちゃん」として自軍の勝利に躍り上がって喜ぶ様子が何度も目撃されて、とても好ましい。
去年までAクラスに届かなかったチームが10連勝したりと、楽しめることも多かった。あとはこのまま2位を保ってCSシリーズをマツダスタジアムでやってほしいものである。
そういえば、阪神の岡田監督は優勝という言葉を使わずに「アレ」で通してきた。
優勝するといってできなかった過去の経験からの験担ぎみたいなもので、案外それは効果があるのではなかろうか。科学的な根拠はまるでないけれど。
僕は「◯日は××市で撮影です」という予定をSNSなどに書かないようにしている。
書くと、その予約がなぜかキャンセルになってしまうということが過去に何回かあったのだ。
未来のことを言葉にしてしまうと実現しない。「アレ」に似ているなあと思うのである。