尾道 18:26




予報通り雨になった。 
 
仕事が終わって夜ごはんはたまには飲みに行こうとなり、戸締りをして家を出る。霧雨が降っているが気にするほどでもない。
 
家は尾道の車の入らない山手であるが、5分歩けば商店街だし、飲食店はそこそこあって不自由しない。

 
 
いつも行く居酒屋はかれこれ50年以上続いている店で、夫婦二人で切り盛りしている。
 
ご主人のトークも毎度同じだし、注文する料理もいつもだいたい同じなのだけど、飽きずに通っている。
 
馴染みの店というのは安心感があるからいい。
 

 
鯛の塩焼きを頼んだら皿には頭が二つ乗っていて、魚の目玉が好きなミチコさんが喜ぶ。
 
目玉にくっついているゼリー状のものがおいしいらしいのだけど、僕にはさっぱり理解できぬ。
 
身はふっくらしいて、いいちこのお湯割りが進みます。
 
飲んでいると、仕事から帰ってきた主人の息子さんが隣に座る。彼はプロ野球に詳しい。カープの話題を振るといくらでも話してくれる。「(西川)龍馬がおらんけえの、今年は4位くらいじゃない?」厳しい予想である。
 
いい加減に酔っ払って店を出る。
 
帰り道は上り坂で、息を切らしながら石段を上るが、酒飲みには歩いて行って歩いて帰れるというのがなにより助かるというものである。
 
それにしてもカメラ持ってったのに、料理の写真を撮るのをすっかり忘れていた。



昼ごはん。 小松菜としめじのペペロンチーノ

尾道 18:24 いつもの居酒屋さんに飲みに行く。歩いて行って歩いて帰れる。これが重要。