広島電鉄2号線(温品線)本町四丁目 16:26




 
5月の午後の陽射しを浴びた緑が美しい。
 
キラキラ光って七五三のお参りにきた家族を彩る。

撮影にはいい季節なのだが、晴れたらやっぱり暑い。
 
まして着物と袴姿の三姉妹はよけいに暑く感じているだろう。遊んでしまえば気にならなくなるのだが。
 

 
三人姉妹は賑やかである。
 
三人兄弟とはまた違った賑やかさである。なんと形容すればいいのか、姦(かしま)しいという言葉しか思いつかない。
 
男一人のパパはいつもひっそり大人しく立っている。家の中でも肩身が狭そうだなあと他人事ながら心配になってしまう。
 
  
 
性格の違う彼女たちとまとめて遊ぶのはなかなかたいへんだったけど、最後まで楽しんでくれたろうか。
 
明るい神社の境内で、三姉妹の姿はそこに花が咲いたような可憐さであった。


山陽本線尾道駅 12:31
広島県府中町まで。

三原市沖を走る内航船。(ショクユタンカー三春丸)



広島県府中町大須。グミの実がなる頃。
撮影場所に向かう途中で見かけた小さな木造アパート。こんな控えめな佇まいに惹かれてしまうのはなぜなんだろう。2階の住人は花好きなんだなと思う。

広島県府中町本町。久しぶりに「おお、これはこれは」と言いたくなる建物。木枠の丸窓がすべて。戦後間もない時期に建てられたのだろうか。中からこの窓を見てみたい。







広島県府中町宮の町 16:17
本日の撮影も無事終わり。2件目は三歳の七五三。八歳と五歳のお姉ちゃんは袴姿。女の子が三人揃うと華やかである。




芸備線矢賀駅 16:50
広島から一つ隣の矢賀駅。ここだけ昭和のまま時が止まっているような駅。離れた場所にあるトイレは「便所」と言いたくなるもので、小用を済ませて出ようとしたら、おそるおそる中を覗き込んだおばさんが回れ右して出て行った。男女共用だから女性は使いづらいだろう。

山陽本線広島駅 17:11
尾道に帰ります。