尾道 17:30

 
 

  
人生初の内視鏡検査から1ヶ月が過ぎた。
 
先月のこの時期は、人生で最大の絶不調期間だったのだが、なんだか夢を見ていたような気持ちになる。
 
胃痛もなくなり、体調も八割がた元に戻った。胃潰瘍の治療薬は毎日飲んでいる。
 
とはいえ人生の折り返し地点はとっくに過ぎて、これから体力筋力は確実に衰えてゆく。
 
その下降線は緩やかに落ちてゆくのではなく、あるときにがっくり落ち込むというのをどこかで見た。
 
それがいつになるのかわからないけど、人はそういうものなのだろう。
 
 
 
今日は事務作業とかデータのバックアップとかやってるうちに日が傾いてゆく。 

そろそろ晩酌の時間だ。
 
グラスの底にほんのわずか5mm程度の焼酎を入れて炭酸水で割る。かつての十分の一の量。
 
もはや焼酎の味はしないがお酒を飲んでいるぞという気分の問題である。 

飲み始めた頃は物足りなさ100%だったが、このところようやく慣れてきて、これでもいいかという気になってきた。酒代もかからないし。
 
でも、やっぱりコレジャナイのだ。まだまだ飲んでいたいのだ。
 
ゆるやかに量は減ってもいいが、いきなり飲めなくなるのは寂しすぎる。
 

 
 

君たちは暑くないのかね。

始発ちゃん さんの作品集が届く。手元に置いて気が向いたページを開けば、ふらりとその駅に行ったような気分になれる。それぞれの駅の、ちょっとしたエピソードもいい。「青旅」のイメージイラストをお願いしたいなあ。



塩鯖の憂鬱。