東北本線北千住駅 17:34
恥ずかしながらヴィブラフォンという楽器を知らなかった。
鉄琴のような音板の下にモーター付きの共鳴管がついていて、マレットと呼ばれるばちで叩くと残響でロングトーン演奏ができるというものである。
今日は初めて実物を見たが、ハープのように大きく、重たくて持ち運びがたいへんそうだ。
そのヴィブラフォンを持って来たのは奏者の窪田想士さん。加えて彼をプロデュースするのはダンサーの伊草雅子さん。二人のプロフィール写真を撮る
撮影場所に選ばれたのは、北千住駅西口の飲み屋街にある小さなジャズバーであった。
客席の椅子をどかしてヴィブラフォンを置く。なかなかの存在感である。
窪田さんは一張羅のスーツを着込んでマレットを構える。かっこいい。もはやプロフィール写真というより「アー写」である。
はじめはだいぶ緊張していたようだが、撮っているうちにだいぶ慣れて、いい表情が撮れた。
バーのマスターはなかなか個性的な人で、10年勤めた会社を辞めてから一人で店を32年間続けてきたという。
会社員からバーを始めるまでは何年かブラブラしていたとか。
なんだか親近感が湧く。コロナでの営業自粛などを乗り越えて今も店を続けているのはすごいことだ。
カウンターの向こうにはウィスキーの瓶がずらりと並んでいる。いつか飲みに来たいな。今は自粛中だけど。