尾道 12:18


 


今年の夏は残暑がことのほか厳しいように思う。
 
北海道でも高温が続いていて、昨日は札幌で35℃まで上がったらしい。
 
異常気象も毎年だともはや異常とはいえなくて、自然環境が変わってゆく地球で暮らしてゆくしかない。
 
そもそも記録に残っている人間の歴史なんてまだ5000年くらいだろう。
 
恐竜がいた期間がおよそ1億6000万年で、それを24時間とするなら2.7秒にしかならぬ。地球からすれば今の自然の変化も取るに足らないことであろう。



世の中にはいろんな仕事をする人がいるもので、「りんごの行商人」をしている片山玲一郎 @rei__katayama さんという方がおられる。


片山さんがりんご売り歩いているときに出会ったとある家族のことを書いていた。



 
一度別れた夫婦が15年ぶりに再婚して、彼らが以前住んでいた街を歩いてきたという。
 
スレッドになったやや長い文章を読むと、その夫婦や家族の持っている雰囲気が心地よかった様子がうかがえる。
 
家族の会話から、しばらくぶりに歩いた街の変化とその家族の時間が浮かび上がってくる。
 
15年は地球からすれば瞬きほどの短さであるけれど、人にとってはその時間に生きて感じるものに価値がある。
 
 

りんごの行商人と同じように、出張撮影のフォトグラファーもたくさんの家族と出会う。

その家族の持つ雰囲気を感じて写真を撮りたい。
 
それにしても、片山さんが出会ったその家族に僕も会ってみたいなあと思わずにはいられない。