2018年6月23日土曜日

東京都渋谷区神宮前 18:55


  
  
 
 
薄暗い神社の境内の木立を抜けるとパステルカラーの明かりに包まれて若者がぞろぞろ歩く竹下通り。雅と俗が隣合わせに存在している。
 
今日は披露宴だけの撮影だったにもかかわらず、なかなか難しかった。結婚式の流れを決まったように撮るのではなくて、二人の気持ちがあとからでもわかるように撮りたいと思うが、見えないものを撮るのは難しい。.
 
撮影は式場専属のフォトグラファーさんと一緒であった。僕より若干年上と思われる小柄な彼は、ここぞという場面では露出計を取り出し慎重に撮影する。おそらくこの仕事が長いのであろう。丁寧に撮っているのがよくわかる。.
 
ただ、彼は常にディフューザーをつけたストロボを発光させていたので、同じ場面でも仕上がる写真は僕とだいぶ異なるだろう。
 
それは彼と僕のどちらがいい写真かという問題ではなく、撮る人によって写真はまったく異なるというだけのことである。.
 
雨の日の結婚式は縁起がよいとされる。
雨上がりの地面が固まるように堅実な家庭になるとか、この先の悲しみを洗い流すとか。
 
そういう結婚式であってほしいと思いながら撮る。.
 
新郎新婦は似た雰囲気の二人であった。結婚おめでとう。きっと末長く幸せになるだろう。