立川バス立51立川駅けやき台団地線けやき台団地 15:18

 


 
 
三年前にお姉ちゃんの入学記念写真を撮ったときは写真に撮られることの緊張感があったのに、入学式から一週間経った弟くんときたらひたすら遊んでばかりで、なんのために黒い上下のスーツを着ているのかまったくわかっていなような気がする。
 
まあ、ヘンにかしこまられても困るし、それが彼らしさなのだろう。自由奔放天衣無縫。他の子ではなかなか撮れないような写真が撮れた。入学おめでとう。そのキャラを変えることなく小学校生活を楽しんでほしい。
 
 

撮影終えて、バス停まで歩く。
 
昭和の高度成長期に建てられたと思えるけやき台団地は居住棟の間隔が広くて緑も豊富。夏は蚊が大発生しそうだけど、外から見るぶんにはとても恵まれた住環境に思える。 
 
建物の地上部分には等間隔に鉄の扉がついていて、そこから煙突のような出っ張りが階上まで続いているのを見れば、それがゴミ捨て用のダストシュートだとわかる。
 
どこまでもシンプルでアナログなのに、一瞬のうちに各戸のゴミが一箇所に集まるシステムは素晴らしい。
 
こういうのを見るとわくわくする。近未来的な感じがする。僕は理系人間ではないけれど、科学ってこういうことではなかろうか。
 
科学は人の営み。AIもよいが人間の智慧のほうをずっと大切にすべきである。