南海電気鉄道南海線住吉大社駅 12:27
阪堺電車の通りに面した住吉大社の入口は朝からいろんな人たちがいて面白い。
お参りに来る人たちのほかには、太鼓橋で写真を撮る外国人旅行者、ベンチに座ってタバコをふかすおっちゃん。そこにカメラバッグを提げてたたずむ僕。
とても大阪らしい神社で僕は好きだ。社殿が四つもあって、どの社殿の前で撮ろうかといつも軽く迷う。
七五三の着物を着た女の子はなかなか一緒に遊んでくれないが、それでも笑顔の写真が撮るのは難しくはない。
彼女には八歳のお兄ちゃんと一歳の弟くんがいる。
彼女と遊ぶと、相手にされないお兄ちゃんは飽きてつまらなさそうになる。それをフォローしながら撮るのがたいへんだ。
主役の七五三写真が撮れればよいのかもしれないが、親はやはり三人の子どもが揃って笑う写真を撮って欲しいだろう(と思う)。
撮影終え、梅田まで出て尾道に帰る。
大阪駅のうどん屋さんに入って「きざみそば」を注文すると食パンを縦に刻んだような薄揚げが乗ったものが出てきた。蕎麦を食べたかったらまずオレたちを食えとばかりに麺を覆っている。なんか…思ってたんとちゃう。
とりあえず食べるが、なんだか釈然としない。
「きざみ」はもっと小さく細いものではなかったか。
想像は期待と近似値である。想像と違うものには満足度が下がるのだろうか。撮影でも。