千葉交通久能両国線富里中学校 14:30

 
 

  
千葉県下の小学校は今日が卒業式。
  
小学校の6年間というのは長いようで終わってみれば入学したのが昨日のことのように思われる。
 
早咲きの桜の前で真新しいランドセル姿の写真を撮った女の子二人が今日は卒業証書の入った筒を手にして僕の後ろを歩く。
 
彼女らの会話を聞くともなしに聞いていると、大人の女性のそれとほとんど同じ。
 
ほっといたらたぶんずっと喋り続けてる。
 


公園の桜はまだ蕾のまま。
 
そのおかげで平日の昼下がりとあって誰もいない。
 
広場の端っこには、コブシ、シモクレン、ハクモクレンの大木があって、鈴なりの花が合わせた手のひらを開くように咲いている。
 
咲きっぷりがみごとである。ここで撮ろう。
 
 

二人の少女は、言うなれば文化系と体育会系、まったくタイプが違うのに仲がいい。同じ中学校に進学するという。
   
卒業式の服から中学校のぶかぶかの制服に着替えた二人を見ていると、NHKのテレビドラマ「中学生日記」を思い出す。
 
これから思春期の真っ只中。何かの物語が始まりそうな感じがする。
 

 
もっとも彼女らは手にしたスマホを熱心に覗き込んで顔を上げようともしない。
 
一人はまだスマホを買ってもらってなくて、彼女はそれが不満なのだとママが困ったように言う。
  
子ども同士のコミュニケーションもスマホを介して行われる時代だ。
 
いずれ買い与えねばならぬのはわかっていても、まだその時期ではないらしい。
 
子育ての悩みのタネは子どもが大きくなっても尽きないものである。
 

 
 
常磐線南千住駅 8:46 千葉県富里市まで。

千葉県成田市花崎町 10:02 JR成田駅から京成成田駅の下をくぐってバスに乗る。

千葉交通久能両国線京成成田駅東口 10:34 本日の撮影に。千葉交通バスは前乗り前降り。ずっと前に乗ったときは「どちらまで?」と運転士に行先を聞かれたような気がするが、定かではない。

公園の桜は咲いていないが、ひと足早くコブシやモクレンが満開だった。







自転車で下校する中学生。通学用自転車の色は黒・白・銀のいずれかと決まっているそうだ。なんの意味があるのかわからない。


千葉県富里市七栄 14:01 本日の撮影無事終わり。小学校の卒業記念写真。 新入学に撮ったときの面影があるような消えてしまったような。

写真右手の中学校の敷地に植えられた河津桜が満開。


京成成田駅に戻るバスから見える風景はどこかの高原ぽい。千葉県内陸部の地形は複雑怪奇で面白い。

京成成田駅東口。高架駅ではない。京成成田駅は崖の淵に作られており、東口は崖の下から階段で上がらねればならない。西口には階段がない。

成田線成田駅 15:43 東京のホテルに戻る。前照灯が片方消えてるけど、わざと消してるんだろうか。