東海道本線大垣駅 11:07
電車で本州の東西を旅していると、地方ごとの田植えの時期が違っているのが興味深い。
近江平野ではすでに青々とした稲穂が揺れているが、濃尾平野ではようやく苗を植え始めたところだ。ところどころに色づいた麦畑もある。
新幹線ではなく在来線で移動していいると言うと、たいてい驚かれる(呆れられる)が、名古屋から尾道までは8時間足らずで着いてしまうので近いと思う。
名古屋での撮影だったら、時間帯にもよるが尾道から日帰りできる(在来線で)。
電車で日帰りというのが、僕にとってはひとつの距離の感覚的な目安になっている。
東が名古屋までなら、西は北九州。山陽本線は電車が遅かったり乗り継ぎが不便だったりで遠くまでいけないのが残念である。
撮影で伺うとよくお客さんから「遠くまで来ていただいて」と言われるのであるが、この遠い/近いの感覚も自分にとっては最寄駅からの時間によって異なる。
駅から徒歩で1時間くらいかかるようになると、遠いなと感じるのである。
そういえば2年前だったか、岐阜県の恵那駅から動画用の機材まで抱えて結婚式場まで5km歩いたときは遠く感じた。
なので、たいていの場所は遠いとは感じてません。
徒歩で2時間くらいかかるようになると、さすがにレンタカーを借りると思う。