尾道 18:08
写真を仕事にしているから、誰かの写真を見れば、ああこういうふうに撮ったのだろうなというのはなんとなく察しがつく。
とはいえ、どうやって撮ったのかわからないのも多い。
とくに広告写真なぞは経験も知識もないから、皆目わからない。
実際に自分が撮ってみないと、撮影手法というのは会得できない。
ロードサービスのJAFに入っていると、毎月「JAF Mate」という会報誌が送られてくる。
そこに毎号、道路上での危険予知を試す「交通安全クイズ」が載っている。
実際に車のドライバーの視点から撮られており、事故が起きそうな瞬間のひとつ手前の一瞬が写真になっている。
その写真を見るたびにどうやって撮ったのかと不思議に思う。
ネットでも見られるので、興味のある方はこちらをご覧ください。
まさか車を運転しながらカメラを構えるなんてできないだろうし、しないだろう。
だったら、誰がこの写真を撮ったのか、しかもやらせのようなタイミングで……
写真を見ながら考えれば考えるほどにわからない。
JAFには撮影の裏側を公開してもらいたいくらいだ。