尾道 9:37
雨予報なのに晴れているから、今のうちだと朝からイオンまで行く。
午前中のスーパーは生鮮商品が充実している。
鮮魚コーナーには氷の上に艶やかな魚が並べられ、バラ売りの野菜は玉ねぎでも茄子でも大きなものがたくさんある。
買うものはだいたいいつも決まっているから、あれこれ目移りすることはあまりない。
あとは値段を見て心の中で葛藤するだけだ。カツオのたたきが100g198円。買おうか迷って結局やめる。
買ったものを10年前に買った防災リュックの中に詰め込み、それを背負って帰る。ミチコさん用のビールを1ダース買ったからなかなか重い。
家まで車が入らないから、人力で持って帰らないといけない。戦後の買い出しの人みたいだ。
午前中の店内はおばあさんの姿が多い。おじいさんはほぼ見かけない。
夕方になれば小さな子どもを連れた母親が増えてくるだろう。
スーパーでの日常的な買物は昔も今も女性がすることが多い。
弁当惣菜と飲み物を買う男性客はたまにいるが、野菜や精肉をカートに入れてうろうろしている同性はあまり見かけない。
平日のスーパーのではそれが当たり前の光景で、なんとなくそういうものかなと納得しているけれど、男性の育休が一般的になったりすると、これも変わってゆくのだろうか。
ところで「主婦の店」というのはスーパーにつけれられた枕詞のようであるが、これは歴としたブランド名なのだそうだ。
「主婦連合会(主婦連)が1949年より開始した「主婦の店」選定運動にて、「主婦の店マーク」が贈呈された店舗のこと」(Wikipedia)だって!奥さん知ってました?