神社の境内は緑が滴る。
今は青々としたモミジは秋になれば鮮やかに紅葉する。その季節にそこで結婚式を撮ったのは何年前になるだろう。
と、思って調べたらもう7年前になるのか。
今日はあいにくの小雨である。
お宮参りの赤ちゃんはぐっすり寝ている。今日で生後一ヶ月。寝てる時間のほうが圧倒的に多い。
パパは我が子を起こそうとするものの徒労に終わる。ぐずって泣かないだけいい子である。
雨を避けつつ写真を撮り、絵馬を掛ける。
「（絵馬には）何書いたらいい？」油性ペンを持ったママはパパと顔を見合わせる。
そばでカメラを持つ僕が無責任にも、すくすく元気に育ちますようにとか書く人が多いですよとアドバイスすると、ママはそのままほぼ同じことを書く。
子どもの名前にちなんだ希望を書いたらどうですかと言うべきであった。かえって難しいかな。
でもまあ、子どもの名前に込めた親の願望よりも、子どもが健康でいることのほうがなにより大事だ。
カメラバッグには撮影機材以外のモノがいろいろ入っているが、今日は45リットルのゴミ袋が役に立った。
家族のハンドバッグやお下がり品をその中に入れて持ち運べば雨に濡れない。
ホテルの部屋から見える朝の新山口駅前。高校生が一列に並んで何してるんだろうと思ったらスクールバス待ってるだけだった。一人ずつ間隔が空いててよそよそしい感じがする。
宇部線新山口駅 8:23
宇部市まで。雨がなんとかもってくれるといいのだが。
宇部線宇部新川駅。昭和の高度成長期の雰囲気が残ってる気がする。
宇部市営バスの宇部新川駅前バスターミナル。こじんまりしているが、乗場がとてもわかりやすい。駅を中心にした方角別のサインが秀逸。固定式の時刻表だけでなくLEDで表示しているのも親切。
宇部市交通局八幡宮線宇部新川駅 9:35
本日の撮影に。
座席は観光バスから転用したらしくリクライニングレバーがついてて、使える。
山口県宇部市上宇部大小路 11:14
本日の撮影無事終わり。一ヶ月の赤ちゃんはほぼずっと寝ていて苦労の少ないお宮参りだった。目が開いてくれるといいのだが、こればかりは赤ちゃん次第で仕方がない。
宇部新川駅近く。「三平」のラーメン。
かなり人気店らしく繁盛していた。客の回転も早い。昼12時過ぎ。強い雨にも関わらず店の前に車を停めて濡れながらやってくる人たちが途切れない。福岡あたりのそれよりもあっさりしたとんこつラーメン。
宇部線宇部新川駅 13:03
尾道に帰ります。雨がいよいよ強くなってきた。
宇部線はローカル線ながらホワイトカラーの乗客が混じる。海沿いに工場があるせいか。途中の草江駅で降りて山口宇部空港に歩いて向かう出張ビジネスマンがちらほら。
山陽本線大畠駅 15:44
雨降り静かな電車。瀬戸内海は白く煙ってまるで見えない。気がつけばあっという間に岩国に着いている。
山陽本線糸崎駅 18:47
宇部から6時間半。午後の撮影だったら尾道から（山陽線で）日帰りできたな。
