芸備線三次駅 16:45

 
 

 
眠くてぐずる二ヶ月の赤ちゃんを腕に抱いて軽く上下させると、くたりと力が抜けて寝てしまう。
 
赤ちゃんの寝かしつけに成功するとささやかに嬉しい。
 
  
 
気がついたら新生児期を過ぎてニューボーンフォトを撮れなかったという。
 
初めての出産は気持ちの余裕もない。それでも今の姿を残しておきたいということで写真を撮る。
 
生まれたてではないけれども、赤ちゃんはどんどん大きくなるばかりである。撮っておかなければならぬ。
 

 
ママが用意したベビードレスを着た赤ちゃんは1時間ほど寝てから、また撮影に。今度はまずまずご機嫌で写真が撮れる。
 
まだほとんど何も見えてない赤ちゃんが感じるのは音か匂いか。
 
残念なことに写真にはそのどちらも写らない。



家にはママの母上も来ていて、いろいろ世話をしてくれている。
 
ママがおっぱいをあげているとき、母上は娘が赤ちゃんだった頃、乳の飲みっぷりがよかったことを話す。
 
それを、ふーんという感じで聞いているママもいつか同じことを我が子に話すときが来るだろうか。
 
記憶にも残らない記憶を思い出すのはたぶん赤ちゃんが大人になって結婚して産んだ我が子を抱いたときかもしれない。
 
 
山陽本線尾道駅 7:08 三次市まで。仕事で行くのは初めてじゃな。

山陽本線尾道〜糸崎 7:14 朝の下り2番列車。空いてる席もあるが糸崎で乗り換えなので座らず。

芸備線広島駅 8:57 快速「みよしライナー」に乗り換え。高速バスとの競争で本数が増えた。路盤を強化すればあと10分くらい短縮できそうだし、姫新線で走ってる127系に置き換えれば快適さも上がって乗客増えそう。キハ47は好きだけど。

キハ47のボックスシートの魅力は今では貴重である。

国鉄時代の雰囲気が残る三次駅。


広島県三次市十日市南 14:22 本日の撮影終わり。生後二ヶ月のニューボーンフォト。眠かったのかぐずっている赤ちゃんを抱っこして寝かしつけて、1時間ほど経ってからまた撮影。時間がかかってもちゃんと撮れたほうがよい。

三次駅近く「サングリーン」というショッピングセンターのフードコードの片隅でデータのバックアップ。がらんとした空間の中、地元のおばちゃんがだらだら時間を過ごしている場末感がとても落ち着く。

芸備線三次駅 16:42 福塩線経由で尾道に帰ります。「まあ楽しみんさい三次を!(三次高校書道部)」上から目線のキャッチコピーがいいゆるさ。


福塩線府中行き。三次から府中までの乗客は帰宅する高校生が20人ほど。沿線にこれといった観光地もなく、都市間輸送の需要もなく。路線存続が危ぶまれる。

福塩線府中駅 18:42 福山行きに乗り換え。府中まで来ると帰ってきたなあと思う。