神戸市交通局山手線県庁前駅 13:14
5年前、愛媛県の宇和島で前撮りをした夫婦に二人目の赤ちゃんが産まれてお宮参りである。
彼女はすっかり母親の顔になっている。
抱っこひもで赤ちゃんを抱え、祝い着と七五三の着物と赤ちゃんのための荷物とカメラを持って、今年四歳になるお兄ちゃんの手を引く。
パパはというと、ニコンDfというやや趣味的な一眼レフカメラに、フィルム時代の古いマニュアルフォーカスのレンズを付けて写真を撮っている。
それでは動き回る子どもの写真は撮れないだろうと思ったら、やはり「ピンボケばっかりです」とママが言う。
昨秋にお兄ちゃんの三歳の七五三をしたそうだが、きっと満足のゆく写真が撮れなかったのだろう。
ママはお兄ちゃんに七五三の着物を着せて、お宮参りで写真のリベンジ。
僕が千年飴を持つお兄ちゃんの写真を撮っているときに、パパとママが僕の背後からたくさん撮っていたから、これでよかった。
参拝が済んで、家に帰って赤ちゃんの写真を撮る。
赤ちゃんは床の上に無造作に寝かされ、ママはおじいちゃんおばあちゃんのためにお茶をいれたりして忙しい。
ベビーベッドはあるのだが「いつも床に寝かせちゃって」とのこと。二人目だとそうなるのも無理はない。
これから男子二人の面倒を見るママの体力が心配だけれど、彼女ならきっと乗り越えられる。
お兄ちゃんより写真が少なくなる赤ちゃんのためにも、笑顔の写真を撮っておきましたよ。
神戸市中央区下山手通 12:51 本日のお宮参り撮影終わり。四歳男の子の七五三後撮りを兼ねていた。昨秋に七五三したそうだが、おそらく満足のゆく写真が撮れなかったと思われる。パパはニコンDfに50mmf1.4のAiレンズ付けて撮ってたけど「ピント合ってないです」と言ってた。それは僕でも無理だ。