尾道 13:17

 
 
 
今が一年の間で一番暑い時期。水道の水はぬるま湯になっている。今日の最高は34℃。 
 
壁に手を当てればほんのり暖かい。薄い窓ガラスからは外気の熱が伝わってくるから断熱シートを当てて部屋の中は薄暗い。
 
古い昭和の家は断熱というものがまるでない。冬寒く夏暑い。 
 
自然を身近に感じられる家である。エアコンつけよう。



家の中で仕事してると汗をかかない。
 
エアコンは快適だけど夏に汗をかかないのは不自然である。
 
汗をかこうと山に登る。 
 
いつも誰とも会わないのに今日は同じく山に登る人、虫取り網でセミを採る人が坂道にいた。
 
セミを追いかける人は女性で、右手に網を持ち、サンダル履きで仁王立ちで木を見上げている。僕と同じ歳くらいに見える。
 
水色のワンピースから日焼けして引き締まった脚が伸びている。
 
なんだか不思議な感じのする人だ。家には子どもがいて、夏休みの宿題かなにかで代わりにセミを探しているのだろうか。
 


展望台で写真を撮ってすぐに降りる。
 
虫取り網を持った彼女はまだ坂道の途中で木を見上げていた。
 
 







今夜のおさんどん。 きゅうりと梅干しの和え物 鳥ハム ポテトサラダ チンジャオロースっぽいもの