山手線目白駅 12:52


 

 
 

駅前でビッグイシューを売っていたから、あとで買おうと思っていたのに、つい忘れてしまって電車に乗る。
 
右手で雑誌を掲げ持ってじっと立っていたおじさんを思い出す。
 
ビッグイシューを買うときは、おじさんに声をかけてお金を渡して雑誌を受け取る。
文字にすると当たり前のことだけど、人からモノを買うということを意識する。
 
コンビニでもファストフードでも、そこに必ず人が介在しているのだけど、つい自動販売機で買っているかのように、人に対する意識が希薄になってしまう。
 
それが良いのか悪いのかはさておいて、ビッグイシューの販売員のおじさんと一対一で向かう会うときは、まるで物々交換をしているかのような気になるし、都会の雑踏の中につかの間できるエアポケットのような空間を体験できるからおすすめです。一冊350円。
 

今年の元旦に生まれた赤ちゃんを撮るのは3回目。寝返りを打つようになっていた。マシュマロだかお餅だかわからないけど、ふわふわしていてかわいい。
 
あと数ヶ月経つと、もう自分で立って歩き出すようになるのかと考えると、このままでいいんじゃないかとさえ思う。

まあでも、いずれそうなるとわかっているから愛おしいと思えるのかもしれない。