奈良県香芝市下田東 17:14



  
 
 
 奈良県香芝市下田東 17:14
 
ずっと昔は田んぼだったであろう土地を区画整理してマンションや一戸建てが建ち並ぶ町を歩くのは疲れる。
車で移動することを前提に作られた通りは、歩いても風景がなかなか変わらないからつまらない。
  
一歳の誕生日を迎えた男の子は、はじめのうちは怖がっていたがそのうち慣れて遊び出す。家の中だと慣れるのも早い。
 
ママは公園での撮影を希望していたので、近所の公園へ行く。
住宅地の一角にあるこじんまりとした公園で、芝生ではなく雑草が生えている。よかった。まだ肌の柔らかい赤ちゃんに芝は向かないから。
 
小さな子どもを緑の中で撮りたい人は、立派な公園に行かずとも、子どもの膝丈くらいまで雑草が茂った草むらを探すとよい。座らせた子どもと同じ高さの目線になるように、大人は腹ばいになってみる。そうすれば、子どもの背後には草原が広がっているように見えると思う。
 

撮影終えて香芝駅に戻る。
店らしい店がない駅前に「とり香杏」という名前の小さな店がぽつんと建っていて、地元の人が車に乗って買物に来る。
外から中を伺うと焼き鳥や唐揚げなどを売っているようだ。
 
10分ほど待たされて、唐揚げと焼き鳥を持たされる。いい匂いがして幸せな気分になる。早く飲みたいなあ。