沖縄バス66番本部半島線勝山入口 13:45







 
何回写真を撮れば気がすむのか。名護のお昼ごはんは定番の宮里そば。

 
 
   
千葉県から来たカップルの結婚式であった。
これ以上ないというくらいの青空である。真っ白な陽射しが照りつけて、砂浜に出た二人はまぶしくて目を細める。
 
アイネスヴィラノッツェ沖縄のビーチはプライベート感があって他の観光客や海水浴客がいないから撮りやすい。支度も大きな窓のある客室で行うので、雰囲気のあるメイクシーン撮影ができるのもいい。
   
新婦はよく笑う人であった。つられて生真面目そうな新郎も笑う。
笑うことはいいことだ。楽しい家庭になることだろう。結婚おめでとう。末長くお幸せに。

 
  
撮影終えて名護に戻るバスは1時間後だったので、結婚式場近くの集落まで歩いた。見渡したところ数十戸ほどの小さな集落である。
 
あふれんばかりの陽射しを浴びて、路地にこぼれる木々の葉は青々と光る。
家の庭先から生い茂るブーゲンビリアの鮮やかなピンク色を葉を見上げると、南の島にいるのを実感する。
  
のどかな景色の中に沖縄県知事選挙に出馬した二人の候補者のポスターが混じる。バスが走る道沿いには名前を大書した幟が立てられている。
  
家の塀と電柱にそれぞれ、現実さながら対立するかのようにポスターが貼られているのを見ると、この小さな集落 ですら政治的に二分されているのかとやるせない気持ちになる。
 
僕はもとより他所者に過ぎないから批評はしないが、沖縄がひとつにまとまるのはなぜ難しいことなんだろうか。